診療案内

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“いつもと違う”サイン、見逃していませんか?

頭痛やめまい、しびれなどの症状は体からの大切なサインです。
症状について詳しくお話を伺い検査、診察をおこないます。

頭痛

老若男女問わず、ほとんどの人が経験されていると思います。しかしながら、以下の症状がある場合は受診をお勧めします。

  • いつもとは頭痛の性質が違う。
  • いつものお薬で頭痛が治まらなくなってきた。
  • 頭痛の頻度が増えた。
  • 頭痛のため日常生活に支障を来すようになった

頭痛の種類や原因は様々であり、中には何らかの脳疾患で起こる頭痛(二次性頭痛)で生命に関わる頭痛も存在します。当院では初診の場合、診察やCT/MRI等の画像検査でこの二次性頭痛を否定し、詳しい問診を行い一次性頭痛(脳に問題がない頭痛)の診断を行います。

頭痛の種類

  • 一次性頭痛(脳自体に問題はなく、命には別状なし)

    • 緊張型頭痛

      肩・首のこり、眼精疲労やストレスなどが原因で起こります。頭が重苦しい、締め付けられるような痛みのことが多いです。

    • 片頭痛

      緊張型頭痛と比べ中等度から重度の拍動性の痛みがあり、日常生活動作や光、音、においなどで増強したりするため日常生活に支障を来すこともあり寝込むことも多いです。目がチカチカしてから頭痛するなどの前兆が伴うこともあります。

    • 群発頭痛

      若い男性に多く見られ、目の奥をえぐられるような激しい頭痛が数時間持続します。1日のほぼ同じ時間帯に出現しこの状態が数周から数ヶ月続きます。流涙、目の充血、鼻づまりなどが頭痛と同側に認めることもあります。

  • 二次性頭痛(脳疾患が原因で起こる頭痛、生命に関わる頭痛)

    • くも膜下出血

      「過去に経験のない激しい頭痛が突然起こる」が特徴。当院ではくも膜下出血を疑った場合は、緊急で頭部CT検査を行い診断して迅速に高次医療機関と連携をし対応します。

    • 脳出血、脳腫瘍

      出血(血腫)、腫瘍の大きさや発症部位により頭痛の他に手足の脱力や呂律が回らない、何度も嘔吐したり、意識障害、痙攣なども伴うことがあります。頭部CT/MRIを撮影して診断します。

    • 椎骨動脈解離

      首の裏側を走行する動脈(椎骨動脈)の内膜が裂けて血管壁の中に血液が流れ込んでしまい動脈瘤を形成したり、血管が極端に細くなりその結果、頭痛、頚部痛、めまい、歩行困難などを生じます。場合によってはくも膜下出血や脳梗塞を引き起こして生命に関わるケースもあります。高血圧症、外傷やスポーツ、頚部のカイロプラクティックなどで生じこともあります。

    • 髄膜炎、脳膿瘍

      感染症です。頭痛の他に発熱、嘔吐や痙攣発作、異常行動などで発症することもあります。診察や血液・画像検査で疑います。

  • その他の原因による頭痛

    • 薬物乱用頭痛、側頭動脈炎、副鼻腔炎、高血圧性頭痛、低髄液圧性頭痛なども見受けられます。なかには頭痛ではなく三叉神経痛による顔面の痛みが見つかる場合もあります。

治療について

緊張型頭痛の治療には、通常の鎮痛剤や筋緊張を緩和する薬剤、湿布などの外用薬を用います。片頭痛においては、通常の鎮痛剤の他に専用の薬剤も本邦で使用できるようになりました。また、片頭痛予防においても内服薬の他に注射薬(皮下注射)なども選択できるようになりました。二次性頭痛の治療は、原因となる脳疾患の治療が主体となります。すみやかに診断し高次医療機関と連携をし対応します。

めまい

めまい単独の場合は、耳鼻科領域の疾患(難聴、メニエール病など)、貧血なども原因として考えられます。めまいの他に頭痛、麻痺、呂律不良などの症状が伴う場合は、脳卒中や脳腫瘍が原因だったということもしばしば見受けられます。
その他にも、栄養不良、脱水症、不整脈、薬の副作用などが原因の場合もあります。また、急に立ち上がったり起き上がったりした時の立ちくらみ(ふらつき)等も多く見受けられます。
当院では、突然のめまいか慢性的なものなのか、神経学的診察やMRIなどで脳卒中や脳腫瘍の有無を調べます。

突然めまいを生じ、立って歩けない、何度も嘔吐を繰り返している場合などは、救急車で高度医療機関を受診する事をお考えください。

物忘れ

  • 「物忘れ」は、年を重ねれば誰でもみられることです

    すなわち、「物忘れ」=認知症ではありません。「物忘れ」を自覚していれば加齢による忘れっぽいであることがほとんどです。
    しかし、「散歩に行って自宅に帰れなくなった」、「得意の料理を作れない」、「意欲低下で趣味や外出に消極的となった」などが多くなった場合は、認知症 の可能性があるかもしれません。

認知症の種類

アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、前頭側頭葉型認知症、レビー小体型認知症などが代表的で、進行することがほとんどです。その他にも、慢性硬膜下血腫、特発性正常圧水頭症、甲状腺機能低下症などでも認知症を引き起こしますが、これらは治療すれば治る可能性がある認知症とも言われています。
また、近年ではMCI(軽度認知障害)と呼ばれ適切な治療を行えば病気の進行を遅らせ認知機能の低下を緩やかにする薬物治療も行われるようになりました。しかし、この治療は現在、大学病院や指定された一部の医療機関でしか行われていません。

不安感、落ち込み、気分がすぐれない、等の精神症状が主体の場合は、精神科や心療内科での加療が適しています。

検査について

当院では、認知機能検査や頭部MRIを行うことで、なるべく早期に診断や認知症を疑い、高度医療機関へご紹介します。

しびれ

  • どちらか(左右)の半身がしびれる

    脳梗塞、脳出血といった脳卒中が最も考えられます。頭部CTやMRIで診断します。特に急性期(発症から間もない)の場合は高度医療機関での治療が必要となります。

  • 指や肩から腕にかけてしびれる/脚、下肢がしびれる

    椎間板ヘルニアなどの脊椎変性疾患、脊髄腫瘍などの可能性もあります。脊椎・脊髄MRIで診断します。軽度の場合は薬物療法、リハビリテーションで改善する可能性もありますが手術適応となることもあります。

  • 手・指(外側・内側)の一部がしびれる

    末梢神経障害、手根管症候群、肘部管症候群などが考えられ軽度の場合は薬物療法となりますが手術適応となることもあります。

  • その他

    指先や足先のしびれのみの場合は糖尿病性神経障害が考えられ、極度のビタミン不足でも神経障害を来す事があります。

頭部打撲

  • 頭をぶつけた、打った

    日常生活において誰しもが経験していると思われます。しかし、傷ができない限りなかなか受診まではいかないのも現実です。以下のような場合は、積極的な受診をお勧めします。

    • 抗血小板剤、抗凝固薬(いわゆる血をサラサラにする薬)を服用している。
    • 頭を打った直後に短時間でも意識消失している。
    • 頭を打ってから何度も吐き気、嘔吐する。

    これらの場合は、頭部CT撮影で頭蓋内に急性硬膜下血腫、外傷性くも膜下出血や脳挫傷などを認めることもあります。
    また、ご高齢者でかつ血をサラサラにする薬を服用中の場合は、1〜2ヶ月後に歩行困難となったり、左右どちらかの手足に麻痺が出たりすることもしばしばあります(慢性硬膜下血腫)。
    傷がパックリ割れている場合は早急に縫合処置が必要ですし、糖尿病を患ってっている方は傷が治りにくく、ばい菌に感染しやすい傾向にありますので注意が必要です。

脳卒中予防

脳卒中とは

脳出血、脳梗塞、くも膜下出血の3つの総称です。ある日突然に発症し「あたる」とも言われています。いずれも、意識障害、麻痺、言語障害などの症状で発症することが多く、程度によっては生命の危機となることもあります。命は助かっても症状が治らずに後遺症として残存することも非常に多くみられます。脳卒中を発症してしまうと患者さん本人のその後の人生だけでなく、ご家族や周囲の人々の人生をも変えてしまうことも十分に考えられます。
我々の住む北東北地方は昔からこの脳卒中の罹患率が高く、令和の時代になった現在でも状況は変わっておりません。原因のほとんどが生活習慣病といわれる高血圧症、脂質異常症(高コレステロール)、糖尿病です。まずはこれら生活習慣病を早期に発見し治療していくことが、脳卒中の予防につながることになります。

当院では生活習慣病の治療とMRIで脳血管の狭窄、脳動脈瘤の有無など病変をチェックします。また一度脳卒中になった患者さんも生活習慣病の治療、MRIでの定期画像検査を行い脳卒中再発の予防に努めます。

MRIで検査することを推奨する方

  • 血縁関係の近親者が、くも膜下出血になった、脳動脈瘤が見つかった

    このような方は脳動脈瘤が見つかることがしばしばあります。見つかった場合は、定期的な観察、大きさや形状によっては、くも膜下出血予防のため手術が必要となることもあります。

  • 左右どちらかのまぶたが下がってきた(眼瞼下垂)、ものがダブって見える(複視)

    動脈瘤が有り動眼神経などを圧迫している可能性が高く、破裂してくも膜下出血となることもあるため早急な手術が必要となります。

※脳動脈瘤とは

脳動脈の分岐点等にみられる、のう状のコブ(瘤)のことです。
MRI撮影で偶然に発見されることが多くなりました。脳動脈瘤があるだけではほとんどの場合は無症状ですが、何らかの原因で瘤の壁に亀裂が入り脳と脳の隙間に出血すると、くも膜下出血となります。
一般的に大きい、形が不整、症状がある脳動脈瘤には、くも膜下出血の予防目的で脳動脈瘤の手術が行われます。

その他

  • 熱が出た、風邪をひいた、胃もたれする、便秘気味だ、寝付きが悪いなどの内科一般に関する診療。
  • 健康診断で血圧、コレステロール、血糖、尿酸値などを指摘された場合のご相談。
  • インフルエンザワクチン、新型コロナウイルスワクチンの接種。
  • 肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチンの接種(いずれも予約制)

体調の変化や健康に関する気になることがありましたら、当院を受診しご相談ください。